横浜大倉山に住む。ブログ

渋谷へ23分、横浜へ10分、ここは緑溢れる東横線大倉山・・・

熊本地震から1年

熊本地震からもうすぐ1年ですね。

改めて地震への備えを見直しておきたいです。

 

大倉山周辺は地盤があまり良いとは言えません。

もっとも、東横線沿線は神奈川県に入ると、だいたいどこも良くないみたいですが。。。

 

地盤の揺れやすさの目安として「表層地盤増幅率」というものがありますが、

その数値が1.6以上だと地盤が弱いということになるようです。

 

大倉山周辺の表層地盤増幅率を調べてみると2以上の場所がほとんどです。

  

以下のサイトなどが参考になります。

 

www.asahi.com

supportmap.jp

www.j-shis.bosai.go.jp

 

 

大倉山エリアは地盤があまり良くない、揺れやすい・・・

これは事実かもしれませんが、いたずらに不安がっても仕方ないですね。

 

熊本地震で被害の大きかった益城町中心部において

建物の建築年代ごとの被害状況に関するレポートがあります。

 

それによると、木造の建物で倒壊・崩壊したのは、建築年代ごとに

 

旧耐震基準(~1981年)では、28.2% 

新耐震基準(1981年~2000年)では、8.7%

さらに改正(2000年~)では、2.2%

 

となっています。

 

益城町では震度7の揺れに2回も見舞われ、震度6を超える度重なる大きな余震にも見舞われました。

 

この点で、熊本地震は過去に前例のない過酷な地震だったということです。

 

が、それほどの地震であっても、新耐震基準以降に建てられた建物であれば、倒壊・崩壊は1割未満であり、9割以上の建物が倒壊・崩壊を免れています。

 

さらに2000年の改正以降の建物では、倒壊・崩壊はわずか2%と少なく、驚くことにおよそ6割が小破すらない無被害だったということです。

 

・・・どんな感想を持ちますか?

 

専門家の間では、2000年改正以降の建物が2%でも倒壊に至ったことに衝撃が広がったようですが、個人的には、日本の住宅の耐震性能の高さに大変驚くとともに、大いに勇気づけられもしますね。

 

まさに、いたずらに不安がる必要はない、といったかんじです。

 

ちなみにマンションなどはRC造(鉄筋コンクリート造)となりますが、RC造の被害は新耐震基準では89.2%が無被害だったそうです。 

 

詳しくは、以下のリンクをご覧ください。

 

熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会報告書  

http://www.nilim.go.jp/lab/hbg/0930/summary.pdf

 

 

旧耐震基準の建物は、今年で築36年です。

 

大倉山エリアでも近年、次々と古い建物が取り壊され、新しい建物が建てられていますが、この建て替えが進めば進むほど、地域として地震に強くなっていくということが言えると思います。

 

いつかはやってくるであろう地震ですが、その時期は遅ければ遅いほど良いということでしょうか。 

 

とはいえ、明日やってくるかもしれません。熊本地震から1年ということで改めて地震への備えを見直しておこうと思います。